チアシート、カカオニブ、アサイーなど海外のスーパーフードに注目が集まっていますが、実は日本の伝統的な食品にもスーパーフードに値する素晴らしい食品が沢山あり、海外セレブからも注目されています。そこで今回は、ダイエットにもオススメの日本の優秀な伝統食品を紹介します。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(1)味噌
大豆を発酵させて作る味噌は、良質な「たんぱく質・食物繊維・ビタミンE・カルシウム・マグネシウム・大豆イソフラボン」など、沢山の栄養素が含まれています。発酵させることで酵素が作られるため、大豆を直接食べるよりも吸収率が高くなっているのも特徴です。
味噌は塩分濃度が高いため、食べすぎると塩分をとりすぎてしまいまいます。毎日食べることができればいいのですが、塩気のあるものを多く食べた日は控えるなど上手に塩分量を調整していきましょう。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(2)納豆
納豆も味噌と同様に大豆を発酵して作る食品です。納豆にはビタミンKという脂溶性のビタミンが含まれており、骨粗しょう症の予防などに働きかけます。
さらに、納豆には特有の成分「ナットウキナーゼ」た、発酵させるこも含まれており、血液サラサラ効果も期待できます。ナットウキナーゼは熱に弱いため、加熱をしないで食べるようにしましょう。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(3)玄米
玄米は、白米よりも栄養価の高い主食です。たとえば玄米には、ダイエット中に積極的にとりたい食物繊維を白米のおよそ6倍含んでいます。食物繊維は便秘改善で知られていますが、体内に溜まった有害物質やコレステロールを排出するデトックスの働きにも貢献してくれます。
また、血糖値の急激な上昇を防ぐので、太りにくくなるというメリットも。他にも玄米には、糖質の代謝に関わったり脂肪をため込むことを防いだりする栄養素のビタミンB1を白米のおよそ5倍含んでいます。
玄米は白米よりも硬い触感のため、よく噛んで食べずに飲み込んでしまうと消化不良を起こす可能性があります。これから玄米食に挑戦する場合は、よく噛んで食べることを意識してください。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(4)梅干し
梅干しはお弁当に入れることで食中毒を予防するなど、昔からの知恵が存在するほどです。クエン酸たっぷりの梅干しには、下のような多くの効果があることが昔から知られています。
- 胃腸の働きを良くする
- 血流改善
- 食中毒の予防
- 殺菌作用
また、梅干しには、摂取したエネルギーを身体を動かすための燃料に変えたり、疲労の原因となる物質を分解する働きとの関連性もあります。疲れにくい身体、脂肪燃焼しやすい身体づくりに伝統食品の梅干しを活用してみてはいかがでしょうか。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(5)甘酒
甘酒は麹(こうじ)から作られており、「飲む点滴」と言われるほど「健康面・美容面」に優れた飲み物です。
甘酒には主に2種類あり、「米麹が原料のもの」、「酒麹が原料のもの」があります。特徴としては、米麹が原料のほうはアルコールを含まずお酒の風味が少ない、酒麹のほうはアルコールが含まれてお酒の風味があります。
原材料によって多少の違いはあるものの、甘酒には「脂質・糖質・たんぱく質」を代謝するときに必要な、「ビタミンB1・B2・B6・ビタミンH・パン酸」が豊富に含まれており、以下のような効果が期待できるといわれています。
- ダイエット
- 美肌
- 疲労回復
また、食物繊維と同様の働きのレジスタントプロテインが含まれているため、腸内環境をととのえてくれる作用もあります。ただし、甘酒には糖分が含まれているため、飲みすぎるとカロリーをとりすぎてしまうこともあります。定期的に飲む場合でも、1日1杯程度を目安にしていきましょう。
ダイエットに使いたい日本の伝統食品(6)緑茶
コンビニや自動販売機などでいつでも手に入る緑茶は、海外では「グリーンティー」の名で販売され、人気のある飲み物です。
緑茶に含まれている「カテキン」は、ポリフェノールの一種で緑茶特有の成分ですが、血液をサラサラにして糖尿病などの成人病予防にも効果が期待されています。
また、緑茶にはビタミンCも含まれています。通常ビタミンCは熱に弱いという性質があるものが多い中で、緑茶のビタミンCは熱に強いという特徴があります。
※緑茶のビタミンCは80度の熱でも壊れないと言われています
日本の伝統食品は身体にもお財布にも優しいダイエット
今回紹介した日本の伝統食は、雑誌やインターネットなどで海外セレブがとりいれているものを集めてみました。よく見ると、典型的な日本の朝食がほとんどですね。日本に住んでいるからこそ、リーズナブルに入手できる伝統食品をダイエットに活用していきましょう!