ダイエット中にやってはいけないことがあるのを知っていますか?
日常でやっていることが、実はダイエットにも健康にも良くなかった!そんなことは結構あるんです。
今回は、ダイエット中にとくに気を付けてほしい5つのことを紹介します。
1.睡眠不足
ダイエット中の睡眠不足は、美容面と健康面において絶対にやってはいけないことです。
美容面
・血流が滞りやすくなり、クマや肌がくすみやすくなる
・男性ホルモンの分泌が盛んになるので、皮脂の分泌が多くなり肌荒れしやすくなる
・睡眠中に出る成長ホルモンや、脂肪分解ホルモンが出にくくなり、痩せにくくなる
健康面
・ダイエット中プラス睡眠不足で、集中力が悪くなる
・体調を崩しやすくなる
・腎臓や肝臓に負担がかかりやすくなるので、疲れやすくなる
2.ビタミン・ミネラル不足
ダイエットを単なる「食事の量を少なくする」、「運動をする」というふうにだけとらえている人が多くなっています。
しかし、ダイエットとは減量しつつ健康になるということが本来の意味です。
上記のようなダイエットのやり方では、栄養不足になってしまい、体調を崩してしまう原因になります。
ビタミン・ミネラルはサプリメントでしっかりと取ってください。
本来は食べ物から取るのが一番適しているのですが、カロリー高めになったり、量を多く食べないといけません。
そこで、ダイエット中はマルチビタミンやミネラルなどの錠剤を敢えて取ることをオススメします。
3.タンパク質不足
ダイエットをすると、筋肉や髪の毛などを作り出すタンパク質不足になりやすくなります。
タンパク質不足になると代謝が落ちて痩せにくい身体になってしまったり、集中力や思考力の低下など、日常生活に支障が出てしまいます。
ダイエット中でもタンパク質が多く含まれている赤身のお肉、納豆などの大豆製品を効率よく食べてください。
ただし、摂り過ぎは脂肪となってしまうので注意が必要です。
4.飲酒
アルコールはエンプティーカロリーと言われ、アルコール分解のためのカロリーを必要とするために、基本的には太らないと言われています。
しかし、飲酒中は食欲が湧き、知らないうちにいっぱい食べてしまいます。
結果として肝臓や腎臓に負担をかけるため、次の日にむくみやすくなるのです。
ダイエット中はとくに体が敏感になっています。できるだけ飲酒しないようにしましょう。
5.運動のやりすぎ
意外に思われますが、ダイエット中の過度な激しい運動は、控えたほうがいいでしょう。
「食事制限と適度な運動」というのがダイエットの王道ですが、多くの人はダイエットをやると決めると、いきなり食事制限と激しい運動を始めてしまいます。
しかし、それまで全く運動をしていない人にとっては、いきなりの激しい運動はひざや腰などに負担となり、痛めやすくなります。
そのため、最初は食事制限からはじめ、体が慣れてきたら徐々にストレッチなどから体を慣らし、ジョギングなどの有酸素運動を行った方がいいでしょう。
今度こそ痩せる!ダイエット長続きのために考えておきたいこと
ダイエットは何のためにやるのか?
この視点が欠けているとダイエットが続きません。
以下のように、理由を明確にすることが長続きのための秘訣です。
1.痩身のため
やはり脂肪を減らしたいのが一番の理由ではないでしょうか。
痩せると体が軽くなり、動きやすくなります。
日本では痩せていること=健康という認識が成り立っているので、周りの人からの印象も良くなります。
2.美容のため
女性はいつになっても、綺麗でいたいですよね。
あまり痩せすぎるのはいけませんが、少し痩せるだけで洋服やメイクアップが映えるようになるのは確かです。
3.健康のため
テレビやネットでも、肥満や高脂肪血症によるリスクや病気のことは頻繁に耳にします。
健康診断で医師にダイエットを勧められ、始めようと思う人もいるでしょう。
4.病気のため
心臓や腎臓病などの手術予定や病気の人は、体重の増加にはとても気を付けなくてはいけません。
また、手術を行う際にも、その臓器周辺に脂肪がついている場合には手術が困難になる場合があります。
そのため、脂肪がついている人は手術前や闘病中はダイエットを推奨されます。
ダイエットのメリット
ダイエット継続のためには、メリットとデメリットを知っておくことも重要です。
まずはメリットを述べていきます。
1.周りからの印象が良くなる
とくに女性では、痩せている=スタイルがよい、綺麗という概念が未だにあります。
また、男性なども、痩せている=自己管理がしっかりとできているという考え方を持っている人も多いです。
結果として周りへの印象が良くなります。
2.着れる服が多くなる
些細なことなのですが、最近の洋服は体にフィットするように作られているデザインが多いです。
また、サイズも小さいサイズの方が大きいサイズより、品揃えが豊富なお店もあります。
ダイエット後は入らなかったような洋服がすっきり着られるようになります。
3.男女ともに自信が持てるようになる
女性も男性も、ダイエットをやり遂げて痩せると自信が出てきます。
「これだけやれたんだ!」という気持ちの余裕は自然と態度にも出ますので、今まで躊躇(ちゅうちょ)していたような誘いにも、積極的に行動できるようになります。
結果として生活の幅が広がったり、異性からモテ出すようになる人も多いです。
4.健康になる
朝起きやすくなったり、階段などを上っても息が上がらなくなったりと、ダイエット前よりも動きやすくなることは確かです。
慢性関節炎などはダイエットで体重を落とすだけでも、かなり痛みが軽くなります。
また、血液検査の値が格段に改善され、血液検査の数値が正常になります。
とくに血圧、コレステロール値、血糖値などはダイエットによって、一番効果がでる値です。
ダイエットのデメリット
ダイエットをやることで、反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
よいことばかり見えるダイエットでも、デメリットもあるので頭に入れておくべきです。
1.ダイエットのし過ぎで痩せすぎてしまう
ダイエットで痩せだすと、嬉しくなってしまい目標体重に到達しても、さらに減量してしまう人もいます。
適度な体重減少は体によいのですが、あまり急激に痩せてしまうと、心臓や腎臓ホルモンバランスや胆のう(胆汁など脂肪の消化を助ける働きがある)などに不調が出やすいです。
2.シワ、たるみなど肌に影響がでる
ムリなダイエットをしても、肌の保湿力が高い20代は問題ありません。
ただ、30代に入ってからダイエットをする時には、肌のお手入れも一緒に行い、ダイエット以上の気を使わなくてはいけません。
3.体力やスタミナが無くなる
これも30代以降の人は注意が必要です。
ダイエットをすると、必要な筋肉まで落ちてしまうことも・・・
そのため、ダイエット後に体力が衰え、仕事への集中力がなくなってしまう人もいます。
また、免疫力も落ちてしまいます。
風邪を引きやすくなったり、女性の場合には貧血気味になる人もいます。
4.返って太りやすくなる
リバウンドとも言われますが、栄養が足りていない状態のままダイエットを行うと、ダイエットではなく栄養失調になってしまい、通常の生活に戻した時に脂肪を蓄えやすくなってしまいます。
痩せることのメリット・デメリットを知り、ムリなダイエットではなく健康的で美しいダイエットを目指してみてください。